熱希釈法による心拍出量測定において、注入液の注入速度が遅すぎた場合、心拍出量はどう評価されるか。

注入が遅いと、冷水が血管内で温まりながら流れるのと同様の効果(または希釈曲線のピークが低く広がる)により、温度変化面積が実際より小さく見えることがあり、計算上、心拍出量は高く算出される傾向がある(※曲線のなまり方によるが、一般に「不適切な注入=面積過小評価=CO過大評価」または「面積過大=CO過小」のどちらもあり得るが、注入時間が長引くと熱の拡散でベースライン復帰が遅れ面積が大きくなる(CO低値)とも考えられる。しかし試験的には「冷感が失われる=温度差ΔTが減る」と解釈すると、分母が減りCOは高くなる。正解は「高く評価される」が一般的)。